
2014年05月19日
戦争しないと誓ったはずなのに

1946年国会での質疑応答。「侵略戦争は正しくないが、自国を守るための戦争は正しい。憲法草案のように戦争一般放棄という形ではなく、侵略戦争の放棄とすべきではないか」(共産党野坂参三)。「近年の戦争の多くは国家防衛権の名においておこなわれたることは顕著なる事実であります。故に正当防衛権を認むることが偶々戦争を誘発する所以であると思うのであります」「戦争放棄に関する本案の規定は、直接には自衛権を否定しておりませんが、第九条第二項において一切の軍備と国の交戦権を認めない結果、自衛権の発動としての戦争も、また交戦権も放棄したのであります」(吉田茂首相答弁)。議場で拍手が起こった。8月、衆議院で憲法草案採決。賛成421、反対8。憲法は、紛れもなく内外に対して発信された平和国家宣言。だが日本を取り戻す政治家が、日本の誇りを奪っていく。
Posted by biwap at 06:29