ジャーナリスト、むのたけじさんのインタビューが新聞に掲載されていました。「本当に情けない。第2次世界大戦で他国に侵略して戦ったことは、日本人として徹底的に反省して、同じ過ちを繰り返さないようにしなければいけない。ところが、法案をめぐる国会の討論では、過去の戦争の悲惨な体験が、反省材料として持ち出されていない。過去に照らせば、秘密を守る法律が出てくる時は、血なまぐさい戦争の準備と絡んでいるんだ。」むのたけじさんは、朝日新聞の中国・東南アジア特派員を歴任し、敗戦直後に「負け戦を勝ち戦とだまして報道した責任をとる」と退社。その後、週刊新聞「たいまつ」を創刊し、反戦の立場から言論活動を続けます。私が学生時代に出会った「たいまつ」。そこには、「言葉の持つ力」がありました。「人を欺き、扇動する言葉」と、「真実を突き刺し、生きる力となる言葉」を、しっかりと峻別しなければなりません。2014年1月2日、むのたけじさんは99歳になります。
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