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2018年06月07日

一本の考える葦

一本の考える葦

 もう怒りを通り越して、ただただ唖然とするばかりの政治状況。「息を吐くように嘘を吐く」醜い姿にほとほとウンザリ。するとそれを逆手にとって、いつまでこんなことやっているのだとあらぬ方向へ世論誘導。
 「いつまでも」「しつこく」「くだらない」ことをやっているのは、メディアの方ではないのか。今日も「パンとサーカス」による愚民化は続く。いや、諦めさせることこそ愚民化そのものなのだ。
 「人間はひとくきの葦にすぎない。自然の中で最も弱いものである。だが、それは考える葦である」(パスカル) 人間の尊厳は、考えることのなかにある。諦めることなく考え続けよう。
 2018年6月6日「日刊ゲンダイDIGITAL」に次のような記事が出ていた。シンプルでストレートなアピール文が、なぜかとても新鮮だった。

<世界平和や核兵器禁止などを訴える有識者でつくる「世界平和アピール七人委員会」が6日、安倍内閣に退陣を求める緊急アピールを発表した。財務省の文書改ざんや陸上自衛隊の日報隠蔽などの不祥事を受け、討議した結果だという。
 アピール文は以下。
「5年半にわたる安倍政権下で、日本人の道義は地に堕ちた。私たちは、国内においては国民・国会をあざむいて国政を私物化し、外交においては世界とアジアの緊張緩和になおも背を向けている安倍政権を、これ以上許容できない。私たちは、この危機的な政治・社会状況を許してきたことへの反省を込めて、安倍内閣の即時退陣を求める」
 首相官邸と財務省のウェブサイトにも送付した。
 同委員会は、ノーベル賞受賞者の故・湯川秀樹氏らが1955年に結成。現在は、武者小路公秀氏(国際政治学者)、大石芳野氏(写真家)、小沼通二氏(物理学者)、池内了氏(宇宙物理学者)、池辺晋一郎氏(作曲家)、髙村薫氏(作家)、島薗進氏(宗教学者)が委員を務める。
 今回のアピールは発足以来130番目となるが、時の内閣の退陣を求めるアピールは過去になく、初めてだという。>



Posted by biwap at 09:38