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2016年07月14日

子どものように純粋に

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 韓国で6人に1人が見たという大ヒット映画「トンマッコルへようこそ」

子どものように純粋に

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 朝鮮戦争下の1950年11月。山の中にトンマッコルという不思議な村があった。大らかな村人たちがのんびりと自給自足の生活を営んでいた。

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 その村に、連合国のスミス大尉が墜落。さらに、韓国軍兵士2人、人民軍兵士3人が。彼らはお互いに銃を突きつけ、一触即発の状態になる。

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 しかし彼らを包み込むユートピアのようなこの村。畑を耕し、猪を撃退し、草ソリで遊び、お祭りで騒ぎ。いつしか友情が芽生えていく。

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 もともとは、舞台作品であったものを2005年に映画化したもの。2016年5月には、東京で日本の劇団が上演している。しかし、映画ならではの映像の美しさには目を見張るものがある。最初はコメディタッチのファンタジーにも見えるが、鋭く戦争の本質をついた反戦映画の傑作といえる。
 日本人には、韓国の人たちの「敵国北朝鮮」「味方であるはずの米国」に対する複雑な感情は理解しがたいものがある。それだけにこの作品に対しても、過剰に政治的な意味を付け加え、反発するムキもある。
 「トンマッコル」とは、「子どものように純粋な村」のこと。そんな気持ちで虚心に向き合えば、作品に込められた「意味」と出会うこともできるのだろう。

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