2014年10月25日
コンビニは30坪

畳2枚が1坪である。平均的なコンビニの面積は30坪(約100㎡=1アール)。この30坪は1畝(セ)になる。つまりコンビニは1畝である。この10倍が1反(タン)。1反は300坪位になる。近世の石盛(標準収穫高)では、1反で 上田=1石5斗 、中田=1石3斗、下田=1石1斗、下々田=9斗のコメが取れた。現在は、1反で3~4石位のコメが取れる。1反(10a=1000㎡)は、小学校の体育館位の大きさ。ここから、8人分位の年間コメ消費量が生産される。10反でちょうど1ヘクタール位。100m×100m(1万平方m)の広さである。日本のコメの作付面積は160万ヘクタール。年間収穫量は860万トン位である。石高にすると5733万石。コメの消費量は半分以下に落ちているので、1石は2人の人間の年間コメ消費量と考えると、日本の人口と合ってくる。元号などという非民主的なものと違い、古い度量衡はけっこう便利である。度は面積、量は容積を意味する。ものさしを道具に、具体的に物事を考える習慣を身につけたい。
Posted by biwap at 06:40
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