2014年06月24日
畑の野菜・キュウリ
貸し農園で野菜を作り始めて3年。土を掘り起こすと、ミミズがワンサカと出てくるようになった。基本的にはこの土の力で、放任気味に育てている野菜たち。キュータロウは、水をしっかりやっておけば、次々と大きくなってくる。ゴマ油と醤油とニンニクを混ぜて漬けておくと、いくらでも食べてしまう。キュウリの表面のとげは、鮮度が失われるとかたさを失う。つまり、鮮度の目安となる。
韓国では、水分補給にキュウリをかじる。水分だけで栄養素はほとんどないと誤解されているが、カロテンやカリウムを豊富に含む。カロテンは抗酸化作用があり、カリウムはむくみを予防する。その他のビタミン類やミネラル類もバランスよく含まれている。
胡瓜(キュウリ)、胡桃(クルミ)、胡椒(コショウ)、胡麻(ゴマ)・・・。胡(コ)は、漢民族が、北方や西方の異民族を称した言葉。「胡瓜」も、異民族由来のものである事を示している。原産地は、インド西北部。西アジアに定着し、ヨーロッパでは16世紀ころ栽培が盛んになった。日本には、遣唐使によって薬用としてもたらされた。キュウリは熟すと黄色くなる。古くはこれを食用にしたのだが、評判はよくない。野菜として定着するのは、江戸時代末期のこと。
スサノオ(牛頭天王)を祭神とする八坂神社の神紋は、キュウリの切り口に似ているので、祭り期間中にはキュウリを食べない人もいるとか。牛頭天王の好物が胡瓜だという話まである。ところで、河童の好物はなぜキュウリなのだろう?

Posted by biwap at 06:25
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