なぜ怒らない!
<京都府舞鶴市で開催された大相撲の春巡業で4日、土俵上で気を失った男性に応急処置を施そうと駆け寄った女性に対して、土俵を出るようアナウンスが繰り返された。女性は土俵に入ることを禁止されている。大相撲において、土俵は神聖な場所と位置づけられている。さらに日本では伝統的に女性を「穢れ」のある存在とみなしてきたため、相撲の世界は女性が土俵に入ることを禁止している>(イギリスBBC)
日本のメディアは「伝統か人命か」という問題に話をすり替えている。「伝統も大事だけれど、人命の方が大事でしょう」などという小学生レベルの話ではない。人命という場面ですら「差別意識」が頭をもたげてくるという「差別の現実」になぜ切り込まないのか。なぜ怒らないのか。
救急隊によって市長が運び出され、女性たちがその場を離れた後、土俵に大量の塩がまかれたことに対しても、女性に対する穢れ意識とは関係ないと言っている。ならばなぜ、「女性の方は土俵から下りてください」などと繰り返したのか。こんな強弁がまかり通ってしまう無責任社会。なぜ怒らないのか。
文書を改竄し隠蔽しウソを突き通す。それでも内閣はつぶれない。これぞ腐敗堕落した社会の元凶。なぜ怒らないのか。
私の運転免許証の期限は「平成33年」と書かれている。事ほど左様に明らかに不合理なことも、平然とまかり通り、是正しようともしない。行きつく先は高度官僚ロボット社会。
「人間としての矜持」を自ら捨て去ったロボットだけには決してなりたくない。
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