2013年12月09日
聖地近江神宮
道草百人一首・その1
「秋の田のかりほの庵の苫をあらみ 我が衣手は露にぬれつつ」(天智天皇)【1番】

大津市にある近江神宮は、1940年に天智天皇を祭神として創祀された。「小倉百人一首」の第1首目が天智天皇であったことから、ここは競技かるたの聖地になっている。
藤原定家は、百人一首の巻頭に意図的に天智天皇を据えている。この歌は農耕の辛さを詠じた労働歌と考えられる。農作業の仮小屋に泊まり、夜露に濡れた。天智の経験ではないし、天智の作でもないのだろう。農民の生活を思いやる慈悲深い為政者像を浮かばせている。そこに、百人一首編纂の意図あるいは歴史意識があるのかもしれない。
「秋の田のかりほの庵の苫をあらみ 我が衣手は露にぬれつつ」(天智天皇)【1番】
大津市にある近江神宮は、1940年に天智天皇を祭神として創祀された。「小倉百人一首」の第1首目が天智天皇であったことから、ここは競技かるたの聖地になっている。
藤原定家は、百人一首の巻頭に意図的に天智天皇を据えている。この歌は農耕の辛さを詠じた労働歌と考えられる。農作業の仮小屋に泊まり、夜露に濡れた。天智の経験ではないし、天智の作でもないのだろう。農民の生活を思いやる慈悲深い為政者像を浮かばせている。そこに、百人一首編纂の意図あるいは歴史意識があるのかもしれない。
Posted by biwap at 06:36
│道草百人一首