2015年03月10日
一面の銀世界
道草百人一首・その47
「朝ぼらけ 有明の月と みるまでに 吉野の里に ふれる白雪」(坂上是則)【31番】

ほのぼのと夜が明ける頃、吉野の里に降り積もった白雪は有明の月が降り注いでいるのかと思うほど明るい。目が覚めると一面に眩しく輝く銀世界、そんな情景が浮かんでくる。李白の詩に「牀前看月光、疑是地上霜」の一節がある。月の白い光を雪や霜に見立てる比喩はよくあったようだ。坂上是則(サカノウエノコレノリ)。坂上田村麻呂の子孫とも言われている。そのせいか運動神経まことによろしく、蹴鞠の名手だったとか。
「朝ぼらけ 有明の月と みるまでに 吉野の里に ふれる白雪」(坂上是則)【31番】

ほのぼのと夜が明ける頃、吉野の里に降り積もった白雪は有明の月が降り注いでいるのかと思うほど明るい。目が覚めると一面に眩しく輝く銀世界、そんな情景が浮かんでくる。李白の詩に「牀前看月光、疑是地上霜」の一節がある。月の白い光を雪や霜に見立てる比喩はよくあったようだ。坂上是則(サカノウエノコレノリ)。坂上田村麻呂の子孫とも言われている。そのせいか運動神経まことによろしく、蹴鞠の名手だったとか。
Posted by biwap at 06:31
│道草百人一首